Dal Pescatore(Canneto)***
翌日、Yシェフがやってはいけない事をついしてしまった。(あやまることしきり…)
我々の間では、1日のうちに***を2軒回るのは避けている。
なぜなら食べきれないから(あたりまえだ)
続けて食べるなら夜、昼。(翌日の昼)
昼、夜はきつい。昼が4時頃まで食べているから、夜までにお腹は空かない。
なのにー、夜は今年新しく***になったDa ittorioというレストランにずっと前から予約が入れてあったのにー、そこに行く途中に、大好きなDal Pescatoreというレストランがあったから、どうしても行き過ぎる事が出来なかった…そうだ。
まあ、私もイタリアで一番好きなレストランだからいいか…
というわけで、昼はDal Pescatore
田舎の田舎家
周りに店は一軒も無い
1996年に三ツ星になってからずっとキープしている。
以前イタリアの三ツ星すべてをいっぺんに回った事があるが、ここがダントツで美味しかった。
今まで3回来た事があるが、何度来てもイタリアで一番大好きなレストランだ。
今年81歳になるブルーナおばあちゃんのお父さんが川魚の漁師をしていたので、こんな内陸なのにDal Pescatore(漁師)という名前なのだ。
内装は、来るたびにきれいに洗練されてくる。もうかってるねー??
シェフのナディアさん、大学で化学の勉強をしていたのだが、レストランの長男のこの旦那さん(眼鏡の人)と結婚して、この道に入った。
ブルーナおばあちゃんに一から料理を教えてもらって、今ではイタリアを代表するシェフのひとり!(ご主人はサービス担当)
そして長男のジョバンニさん(写真後ろの若者)が今調理場の修行中、また11年間婚約していたお嬢さんと今年9月に結婚して、その嫁は今義父についてサービスの修行中。
それより何より今年81歳のブルーナおばあちゃん。現在もばっちり現役だ。
おばあちゃんの担当はパスタとリゾット、ハーブ、モスタルダ、酢漬けなど。
私はここのレシピ持っているが、何しろパスタを作るときのたまごはおばあちゃんが飼っているアヒルが毎日生む卵。新鮮な上、特別の餌だそうだ。 それから真似しなくてはならない。
無理!!
パルメジャーノも特別に頼んで作ってもらっているらしいし。
ここで食べるしか無い!
パルメジャーノのせんべい
今では日本でも色々なレストランで出る
カボチャのスープ
トスカーナのカボチャ
オリーブオイル
ほんのり甘くてなめらか。
ブルーナおばあちゃんの
ポルチーニ酢漬け
オマールのテリーヌ
シャンパン風味
ベルーガキャビア
うなぎのカルピオーネ
赤玉ねぎのトロピアーノ(しょうが、白ワイン煮込み)ガリみたい
これはここのクラシック料理
かぼちゃのラビオリ
モスタルダ(マスタード)、アマレット(アーモンド風味の酒)、パルメジャーノ
モスタルダはマントバ(この地方)の特産品
これこそブルーナおばあちゃんの十八番!!
サフランリゾット
これもブルーナおばあちゃんの十八番!!
Vialone nano種の米(この辺りで採れる)利用
アチェート バルサミコ(モデナ産)
パルメジャーノ
そしてサフランはおばあちゃんが栽培している。
ブルーナおばあちゃんのサフラン栽培
一つの花から3本の雄しべが採れる。
だから大量の花があっても収穫はほんの少し。
おばあちゃんのサフランは色も香りもすごく濃いそうだ。
ブラータ入り三角ラビオリ
パルメジャーノのソース
上に白トリュフ
かえる
ロンバルディア〜ピエモンテで採れるカエルの腿
パン粉+香草で揚げてある。
カエルって白身魚と鶏の間みたいな淡白な味。
美味しいよ!!
うなぎ
白焼き!!
臭くなくてホワホワ!
すごーくおいしいっ!!
エスカルゴ
ヴェローナのエスカルゴ(かたつむり)
6ヶ月の小さいかたつむりで、コリコリ歯ごたえが良い。
香草とオリーブオイル
レプレロワイヤル
レプレは野うさぎ。
中にフォアグラ。
マリネして赤ワイン(ネビオーロ)と酢で煮込んだもの。
フランスの伝統的料理法を研究して作ったとのこと。
付け合わせはポレンタ(トウモロコシで作ったもの)
栗のピュレ
私はポレンタって嫌いなの。でもここのはいつも美味しいって思う。
ここでもうお腹いっぱいで、やっとの思いで食べたのに、山田シェフが
「こんな美味しい***レストランのスパゲッティーって食べてみたくない??」
って!!げげーまだ食べるの??
とは言うものの、私も興味津々なので
「ペペロンチーノ行ってみない??(シンプルで難しいから)」
そういうわけでこれっ!!
アーリオオーリオ&アンチョビ
これはおばあちゃんにパスタの手ほどきを受けている孫ジョバンニさんが作ったらしい。
うん、美味しいけど普通だ(笑)
ブルーナおばあちゃんが作ったモスタルダ
今日作ったから食べてみるか??
とのことで試食。
左から洋梨、うり(今日作った)、うり(昨年のもの)
昨年のはまろやかだが、今日作ったものはもうツーーーン!!
モスタルダはマントバの特産品。
アマレット(アーモンド風味の酒)とモスタルダ液体(原液)とスポイドで少し。
全部おばあちゃんのさじ加減なのでレシピは無い。
フルーツなどでよく作るとの事。
おばあちゃん、原液をたくさんかけて、みんなに味見させて「ひぇー」って顔をするのを見て楽しむいたずらをよくするらしい。若さの秘訣か?(笑)
デザート
フルーツのテリーヌ
ワインは今回もI氏が張り切って
これ!
8万6千円也!
ごちそうさまでした!!
このメニューはまかせで、170E
ここのメニューはご覧のように、平凡って思う人もいると思う。(実際行った事のある人が「田舎っぽい料理だ」って言っていた)
でも一品が完璧なのだ。
リゾットにしても、いつも完璧!!
おばあちゃんがいつも家族で食べていた料理を、材料をどんどんいいものにし、自家製で美味しさを追求していってのメニューだと思う。
胃にも優しく、私は本当に大好きだ!
ブルーナおばあちゃん、ぜひ長生きしてね!
Dal Pescatore
46013 Canneto sull'Oglio - Mantova - Italia
tel. +39.0376.723001
fax +39.0376.70304
我々の間では、1日のうちに***を2軒回るのは避けている。
なぜなら食べきれないから(あたりまえだ)
続けて食べるなら夜、昼。(翌日の昼)
昼、夜はきつい。昼が4時頃まで食べているから、夜までにお腹は空かない。
なのにー、夜は今年新しく***になったDa ittorioというレストランにずっと前から予約が入れてあったのにー、そこに行く途中に、大好きなDal Pescatoreというレストランがあったから、どうしても行き過ぎる事が出来なかった…そうだ。
まあ、私もイタリアで一番好きなレストランだからいいか…
というわけで、昼はDal Pescatore
田舎の田舎家
周りに店は一軒も無い
以前イタリアの三ツ星すべてをいっぺんに回った事があるが、ここがダントツで美味しかった。
今まで3回来た事があるが、何度来てもイタリアで一番大好きなレストランだ。
今年81歳になるブルーナおばあちゃんのお父さんが川魚の漁師をしていたので、こんな内陸なのにDal Pescatore(漁師)という名前なのだ。
内装は、来るたびにきれいに洗練されてくる。もうかってるねー??
ブルーナおばあちゃんに一から料理を教えてもらって、今ではイタリアを代表するシェフのひとり!(ご主人はサービス担当)
そして長男のジョバンニさん(写真後ろの若者)が今調理場の修行中、また11年間婚約していたお嬢さんと今年9月に結婚して、その嫁は今義父についてサービスの修行中。
それより何より今年81歳のブルーナおばあちゃん。現在もばっちり現役だ。
おばあちゃんの担当はパスタとリゾット、ハーブ、モスタルダ、酢漬けなど。
私はここのレシピ持っているが、何しろパスタを作るときのたまごはおばあちゃんが飼っているアヒルが毎日生む卵。新鮮な上、特別の餌だそうだ。 それから真似しなくてはならない。
無理!!
パルメジャーノも特別に頼んで作ってもらっているらしいし。
ここで食べるしか無い!
パルメジャーノのせんべい
今では日本でも色々なレストランで出る
カボチャのスープ
トスカーナのカボチャ
オリーブオイル
ほんのり甘くてなめらか。
ブルーナおばあちゃんの
ポルチーニ酢漬け
オマールのテリーヌ
シャンパン風味
ベルーガキャビア
うなぎのカルピオーネ
赤玉ねぎのトロピアーノ(しょうが、白ワイン煮込み)ガリみたい
これはここのクラシック料理
かぼちゃのラビオリ
モスタルダ(マスタード)、アマレット(アーモンド風味の酒)、パルメジャーノ
モスタルダはマントバ(この地方)の特産品
これこそブルーナおばあちゃんの十八番!!
サフランリゾット
これもブルーナおばあちゃんの十八番!!
Vialone nano種の米(この辺りで採れる)利用
アチェート バルサミコ(モデナ産)
パルメジャーノ
そしてサフランはおばあちゃんが栽培している。
ブルーナおばあちゃんのサフラン栽培
一つの花から3本の雄しべが採れる。
だから大量の花があっても収穫はほんの少し。
おばあちゃんのサフランは色も香りもすごく濃いそうだ。
ブラータ入り三角ラビオリ
パルメジャーノのソース
上に白トリュフ
かえる
ロンバルディア〜ピエモンテで採れるカエルの腿
パン粉+香草で揚げてある。
カエルって白身魚と鶏の間みたいな淡白な味。
美味しいよ!!
うなぎ
白焼き!!
臭くなくてホワホワ!
すごーくおいしいっ!!
エスカルゴ
ヴェローナのエスカルゴ(かたつむり)
6ヶ月の小さいかたつむりで、コリコリ歯ごたえが良い。
香草とオリーブオイル
レプレロワイヤル
レプレは野うさぎ。
中にフォアグラ。
マリネして赤ワイン(ネビオーロ)と酢で煮込んだもの。
フランスの伝統的料理法を研究して作ったとのこと。
付け合わせはポレンタ(トウモロコシで作ったもの)
栗のピュレ
私はポレンタって嫌いなの。でもここのはいつも美味しいって思う。
ここでもうお腹いっぱいで、やっとの思いで食べたのに、山田シェフが
「こんな美味しい***レストランのスパゲッティーって食べてみたくない??」
って!!げげーまだ食べるの??
とは言うものの、私も興味津々なので
「ペペロンチーノ行ってみない??(シンプルで難しいから)」
そういうわけでこれっ!!
アーリオオーリオ&アンチョビ
これはおばあちゃんにパスタの手ほどきを受けている孫ジョバンニさんが作ったらしい。
うん、美味しいけど普通だ(笑)
今日作ったから食べてみるか??
とのことで試食。
左から洋梨、うり(今日作った)、うり(昨年のもの)
昨年のはまろやかだが、今日作ったものはもうツーーーン!!
モスタルダはマントバの特産品。
アマレット(アーモンド風味の酒)とモスタルダ液体(原液)とスポイドで少し。
全部おばあちゃんのさじ加減なのでレシピは無い。
フルーツなどでよく作るとの事。
おばあちゃん、原液をたくさんかけて、みんなに味見させて「ひぇー」って顔をするのを見て楽しむいたずらをよくするらしい。若さの秘訣か?(笑)
デザート
フルーツのテリーヌ
ワインは今回もI氏が張り切って
8万6千円也!
ごちそうさまでした!!
このメニューはまかせで、170E
ここのメニューはご覧のように、平凡って思う人もいると思う。(実際行った事のある人が「田舎っぽい料理だ」って言っていた)
でも一品が完璧なのだ。
リゾットにしても、いつも完璧!!
おばあちゃんがいつも家族で食べていた料理を、材料をどんどんいいものにし、自家製で美味しさを追求していってのメニューだと思う。
胃にも優しく、私は本当に大好きだ!
ブルーナおばあちゃん、ぜひ長生きしてね!
Dal Pescatore
46013 Canneto sull'Oglio - Mantova - Italia
tel. +39.0376.723001
fax +39.0376.70304
by madame-ym3
| 2010-11-06 20:37
| 旅行;イタリア